日本と同じように、ギャンブル業界において大きなマーケットとして注目されているインド。インドではギャンブルは法律で禁止されていますが、国民のギャンブルへの関心が高いため、少しずつ国内で楽しめるギャンブルの数が増えています。そこでこの記事では、インドのギャンブル事情について紹介していきます。
インドのランドカジノを使用してみたいという方はぜひこの記事を読み進めて、インドの現状について理解を深めてくださいね。
インドのギャンブル事情
インドでは日本と同じように、ギャンブルが禁止されています。
これは、1867年に設定された、連邦「公共賭博法」によって決められています。また、2000年の情報技術法においてもインターネット賭博は禁止されています。オンラインギャンブルで逮捕された場合の罰金は、2009年以来1日あたり90,000ポンドの罰金となっています。
しかし、例外としてはロッテリー、ベッテイング、競馬などは、限定的に別途特別立法措置により認められています。そのため、国民の多くはこれらのギャンブルを楽しんでいるのです。そのため、ギャンブルが法律で禁止されているといっても、インド人にとってギャンブルはとても身近なものとなっているのです。
このように日本とインドではギャンブルの扱いがよく似ており、法律でギャンブルが禁止されているにも拘わらず、一部のギャンブルのみが認められているという、おかしな状況となっています。
また、インドの大都市ではスポーツベッテイングやカードゲームなどが非合法的に楽しまれています。政府はこれらの非合法行為を取り締まることができず、このようにインド国民がギャンブルを楽しんでいるのです。
インドのカジノ
ここまでの解説でインドではギャンブルが禁止されていることがわかっていただけたと思います。
しかし、日本とは異なり、インドではすでにいくつかのランドカジノが設置されています。
それがゴア州とシッキム州です。これらの州では、1999年にゴア州と2009年にシッキム州にて、インドで唯一非居住民を対象とした賭博が州法として認められたのです。それによりシッキム州には2ヶ所、ゴア州ではマンドビ川を中心に、6つのリバーボートカジノ、5つ星ホテルに併設された12の小規模カジノ施設が存在しています。これらのランドカジノは21歳以上から利用できるようになっています。
これらのカジノは非居住民を対象としているため、つまり外国人向けの施設となります。そのため、日本人であればこれらのランドカジノを使用することができるのです。
しかし、これらのランドカジノでは規制が十分に行われておらず、マネーロンダリングなどの違法行為が多く行われています。
2010年以降、包括的なカジノ規制法を設置して状況を改善すべきという案が出ていますが、依然議論は進んでおらず、これらのランドカジノは違法行為の温床となっているのです。そのため、日本人でランドカジノを使用したいのであれば、インドではなく、ラスベガスやマカオなど他の地域のランドカジノを利用した方が、安全性が高く安心して利用することができるでしょう。または日本で統合型リゾート整備推進法、通称カジノ法案が2016年に成立しました。これにより、近い将来ランドカジノが建設される予定です。そのため、インドのランドカジノを使用するとよりも日本国内で使用した方が日本人にとっては快適だと言えます。
インドでもオンラインカジノが人気
インドではランドカジノが既に設置されています。しかし、インドではオンラインカジノも人気を集めています。
インドも日本と同じようにオンラインカジノ業界にとっては大きなマーケットなので、ここ数年で数々のオンラインカジノがインド市場に参入しました。そのため、インド人の多くがオンラインカジノをプレイしているのです。そして、インドにおいても日本と同じようにスロットゲームが人気を集めているのが特徴です。
このようなオンラインカジノの人気にともない、インドのシッキム州は2010年に3つのオンラインギャンブルライセンスを取得する予定でした。しかしこれは認められず、今でもインドにおけるオンラインカジノは、ヨーロッパ企業が提供するものが中心となっています。
近年、インド国民において、これからオンラインカジノが誕生するかについては未定となっています。 法律でギャンブルが認められないということに加えてオンラインカジノへの出金方法が限定されている、などまだまだ解決しなければいけない問題がたくさんあります。
そのため、インドでは今と同じようにヨーロッパのオンラインカジノが中心となり利用されることでしょう。