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インド新聞 コラム

ボリウッド・ムービー格闘日記

ボリウッド・ベストの女優

映画は社会を映すもの、インド映画は、やはりインド国内の成り立ちを反映してか、圧倒的に、主役は男性の作品が多いようです。今回、公開したキング・カーンことシャー・ルク・カーンしかり、帝王アミターブ・バッチャン、リティック・ローシャンなどのニュースターなど、しっかりと作品の屋台骨を支え、観客を魅了する男優がいます。観客に受け入れられる、応援される要素はそれぞれ違いますが、オネストであり、親近感を抱かせるキャラクターというのは、共通しているようです。

かつて日本映画も、殊にアクションが売り物の映画の場合、やはり男優ありきの企画が多かったわけですが、現在は年間製作数のうち、半数以上が女優もしくは子どもがピンという現状です。これも日本の世相の移り変わり、誰が消費者なのかを反映している気がします。

インド映画に戻ると、観客を魅了する主演男優がいて、彼と絡む女優の存在ももちろん欠かせません。皆さんもお感じでしょうが、インドの女優さんはとても美しく、世界基準に照らしても最高なのではないかと思います。あこがれて、マネをしても、そう簡単にインド映画の女優さんのようになれません。生まれ持った美しさはもちろんですが、きっと大変な苦労をして、美を維持しているのだろうと思います。もちろん美しいお飾りではなく、演技力、パフォーマンス力は、日本の女優さんより数段上ではないかと思います。

歌、踊り、幅広い演技力、美しさ、親近感、多くのものを要求されるインド映画の女優は世界中の映画俳優の基準からいっても、レベルが高いのではないでしょうか。今後は、インド映画自体の海外マーケット進出だけでなく、007の新作のボンドガールのみならず、女優のハリウッド進出も十分ありえるのではないでしょうか。

今回上映した「DON」ではアメリカ留学を経、ミス・ユニバースワールド2000に輝くプリヤンカー・チョープラーが共演しています。本作では、マーシャル・アーツの動きも見せ、コケティッシュな中にも、たくましくアクティブな女性像を演じています。また「たとえ明日が来なくても」ではモデル出身のプリティ・ジンターが共演。日本でもファンの多い「ディル・セ 心から」でデビューし、着々とキャリアを重ねています。本作でFilm Awards主演女優賞を獲得。2003年は他2つの出演作とともに、インド年間興行ランキングトップ3を独占しました。

ところで、キング・カーンがタグホイヤーのアンバサダーであることは前に書きましたが、プリヤンカーもアンバサダーです。また毎回美しい女優が登場するラックスのCMにも出演し、このバージョンは日本でもオンエアしていました。こういう周辺情報がもっと日本で知られる機会が増えると、高嶺の花ではなく、もっと身近な存在になるのでしょう。

女性は、どこの国でも、いくつになっても、美しくなる、美しさを保つことに対する興味がなくなることはないと思っています。インド女優さんの美の秘訣や美容法の本を出したら、ヨガブームなどと相乗して、ヒットするのではと思うですが、いかがでしょう。

執筆者

みのわさゆり
映画配給会社パンドラ

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