日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

02/18/2014 04:08 PM


 世界の医療関係者でつくる非営利組織(NPO)「国境なき医師団」(スイス・ジュネーブ)の関係者がこのほど、インドをはじめとする新興国の医薬品に関する特許制度に対し「高圧的な方針をとり続けている」として、米国際貿易委員会(USITC)と米国の製薬業界を批判する見解を表明した。

 USITCは先週、インドの投資・産業政策が米国経済に与える影響に関する調査結果を公表する公聴会を開催。国境なき医師団のロヒト・マルパニ氏も出席し、新興国の特許制度をめぐる米国の方針について意見を述べた。

 マルパニ氏は「インドを含めすべての国は国民への医薬品の普及を促進するため、独自の政策を遂行する権利と公衆衛生政策に基づく特許制度を採用する権利がある」と表明。「米国がこれらの国に対してとっている高圧的な方針は各国の法の弾力的な運用を阻害しており、われわれは断固反対する」と批判した。

 同氏はまた「インドの特許制度は国内法だけでなく、世界の貿易ルールにのっとっており、インドに圧力を加えることは同国の主権を侵害し、国際貿易の枠組みにマイナスの影響を与えることになる」との考えを強調した。

 さらに同氏は「インドは『世界の薬局』と呼ばれており、世界中の人々の健康改善に寄与している」と指摘。「その『薬局』を失うことは病に苦しむ人々だけでなく、医師など治療する側にとっても多大な損失となる」との認識を示し、米国はインドの特許制度に対する態度を改めるべきと訴えた。

2/15/2014


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