日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

01/09/2014 04:20 PM


 インド国内で金を購入するのをやめ、代わりに中東での購入を選ぶ在外インド人(NRI)が増えている。政府の規制により国内価格が海外と比べて割高となっていることが要因。大手宝飾品小売チェーンの間では「お得意様」を追いかけて中東に進出する動きが広がっている。

 政府は貿易赤字の削減に向けて昨年7月、「80・20ルール」を策定した。輸入した金のうち20%を宝飾品として海外に輸出することを義務付ける内容。政府はこのほかにも金の輸入関税の10%への引き上げや1%の付加価値税(VAT)を課すことで金の輸入を抑制し、赤字削減の実現を目指している。

 こうした政策の結果、国内では金の価格が上昇。これまでインドから金を購入していたNRIは同国を敬遠し、代わりに中東で金を調達する動きを強めている。

 こうした流れを受け、同地域での金をあしらった宝飾品の売り上げは従来と比べて50-60%増と大幅に増えている。

 中東で拡大する需要の取り込みを目指して、国内の大手宝飾品チェーンの間では同地域に店舗を開く動きが相次いでいる。

 マラバール・ゴールド&ダイヤモンズ(ケララ州カリカット)は現在、32店舗を中東で展開。今年はさらに10店を開業する計画を立てている。マラバールはすでに中東に強固な事業基盤を持つが、シュムラル・アーメド社長によると「これまでインドで金を購入していたNRIが流れてきた影響で、売上高はこの数カ月間で2倍に増えた」という。

 マラバールのほかにもカルヤン・ジュエラーズ(同トリスール)がアラブ首長国連邦に進出。昨年末に同国で6つの店舗を開設するなど中東事業を活発化させている。

1/6/2014


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