日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

01/09/2014 11:04 AM


 コンパクトデジタルカメラ市場の縮小が鮮明となっている。デジカメと同等のカメラ機能を持つスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)の普及が進んでいることが最大の要因。これまで市場をけん引してきたソニーなどの日本勢は戦略の再構築を迫られている。

 コンパクトデジカメの販売台数が国内デジカメ市場に占める割合は、2011年に80%と圧倒的なシェアを握っていた。だが、スマホ人気に押される形で13年には30%にまで急降下。業界内では今年は15-20%の水準にまで落ち込むと予想されている。

 大手家電量販店グレート・イースタン・アプライアンシズ(西ベンガル州コルカタ)の幹部によると「昨年のディワリ以降はどのメーカーのコンパクトデジカメも新たに輸入されたケースはない状況」という。

 市況の変化を受けて、これまで市場を独占してきた日本メーカーは戦略の見直しを迫られている。

 キヤノン・インディアは今後も価格1万円以下のモデルの販売を継続するものの「積極的な売り込みは控える」(アロク・バラドワジ上級副社長)方針を示している。

 富士フイルムはエントリーモデルの機種の数を絞り込み「今後はより高機能な機種に経営資源を集中的に投下する」(ロヒト・パンディト上級副社長)。

 ソニーは最終的な判断を下す前に少なくとも今後1年間は1万ルピー以下のコンパクトデジカの販売を続ける。「インドのコンパクトデジカメ市場で当社のシェアが5割近い水準で推移しているため」(販売部門を)というのが理由だ。

 ニコンはこれまでにデジタル一眼レフカメラなど高価格・高機能の商品を重視する戦略に移行しており「現在の事業方針を今後も維持する」(インド法人ニコン・インディアの高階弘史社長)としている。

1/1/2013


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