日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

12/10/2013 03:38 PM


 海外からこのところ、国内製薬企業の工場への視察が相次いでいる。国内最大手ランバクシー・ラボラトリーズが操業する工場内での不正発覚などにより、傷付いたインドの医薬品のイメージ回復が狙いで、インド側から招待しているのが特徴だ。

 これまでにケニヤやガーナ、南アフリカ共和国(南ア)、ベトナム、フィリピンなどから視察団がインドを訪れ、国内の医薬品工場を視察して回った。今週にはエジプトからの一団が訪印する予定。
 
 ランバクシーは今年に入り、国内の2工場で品質に問題のある医薬品を製造し販売していたことや品質検査の結果に関し虚偽の説明を米食品医薬品局(FDA)に対し行っていたことが発覚。同問題をめぐり、今年5月に米司法省と罰金5億米ドルを支払うことで合意に達し、和解した。

 商工省医薬品輸出促進審議会のPV・アパジ事務局長は視察団を招へいする意図について「インドの製薬企業は品質に関する基準を順守する意欲に乏しいという負のイメージを取り除き、国産医薬品に対する信頼性を高め、輸出を拡大するのが狙い」と説明する。

 また「海外には自国製医薬品の輸出を増やすため、意図的にインド製医薬品のイメージを悪化させようとする国も存在する」と指摘。こうした動きに対抗することも目的の1つとしている。

 政府の新たな取り組みについて、ナトコ・ファーマ(アンドラプラデシュ州ハイデラバード)のP・ナラヤナ最高財務責任者(CFO)は「海外の医薬品行政の担当者に実状をみてもらうことで、インドの医薬品の輸出は確実に増えるはず」と期待を寄せる。

 インドの2012年度の医薬品の輸出額は7,950億ルピー。地域別では北米と欧州連合(EU)が46%と半分近くを占めた。

12/4/2013


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