日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

12/03/2013 12:56 PM


 景気の低迷が長引く中、スペインのインティテックスが運営する「ザラ」やイタリアのベネトンなど海外の有名ブランドがインドで順調に業績を伸ばしている。

 消費者の高級品志向の高まりに加え、これらのブランドの商品の価格競争力が以前と比べて高くなっていることが背景となっている。

 主なブランドの過去3年間の売上高の変動をみると、ベネトンのインド法人 ベネトン・インディアは10年度の売上高が38億ルピー、11年度が43億ルピー、12年度は52億3,000万ルピーと、年を追うごとに増えている。

 同社で特筆すべきなのは国内店舗数が666店と、競合ブランドを大幅に上回る広範な販売網を築いている点だ。空港や小都市などほかのブランドが出店しない場所や地域で積極的に店舗を展開しており、認知度を高める原動力となっている。

 スペインのザラは10年度は14億9,000万ルピーだった売り上げが、11年度は10億ルピー以上多い25億9,000万ルピーに増加。12年度は40億5,000万ルピーと過去1年間、新店舗の開業を見送ったにもかかわらず、56%と大幅な増収を達成した。

 純利益も10年度の2億2,000万ルピーから3億8,000万ルピー、4億5,000万ルピーと堅調に増収増益を続けている。

 英小売店大手のマークス&スペンサーズは10年度の売上高が19億8,000万ルピー、翌11年度が28億2,000万ルピー、昨年度は37億5,000万ルピーと、こちらも毎年約10億ルピーのペースで売上高を伸ばしている。国内の店舗数も29に達した。英国本社のマーク・ボランド最高経営責任者(CEO)は先週、インド事業について「英国を除く市場で最大の売上高に成長している。扱う商品の品質と洗練された店舗作りがインドの消費者に受け入れられた結果だ」と感想を述べた。

 米トミー・ヒルフィガーは 10年度こそ8億1,000万ルピーと、10億ルピーを下回る水準に終わったものの、翌年度は73%増の14億ルピーに急成長。12年度も35%増の18億9,000万ルピーと右肩上がりの増収を維持している。

 こうした海外の有名ブランドがインドの消費者に浸透している要因として、市場関係者らは「購買力の増加にも伴うファッションそのものや高級ブランドに対する関心の高まり」を指摘。また、価格面で地場のブランドと「対等に勝負できるところまで割安になっている」点も大きく影響しているとの分析を示している。

11/19/2013


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