日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

12/26/2013 03:21 PM


 米飲料大手コカ・コーラのムタール・ケント会長兼最高経営責任者(CEO、61)がこのほど、インド有力紙の単独インタビューに応じ、女性の登用を通じた組織改革やインド市場への見方、自身が求める社員像などについて語った。

 ケント氏は2008年にコカ・コーラのCEOに就任。78年にロンドンの経営大学院で経営修士号(MBA)を習得し同社に入社した。当初はトラックの配送業務に携わっていたが、それから30年の歳月をかけてトップの座に上り詰めた。

 CEO就任当初は「幹部の多くは狭い視野しかもっておらず、将来に向けた構想が欠落していることにがくぜんとした」という。

 現状を打破するため、同氏はボトリング事業で提携する企業も巻き込み、10年間で売上高を倍増させる事業プラン「2020ビジョン」を導入した。この試みを通じて選択と集中を進めたことで、ケント氏は「コカ・コーラはこれまでと比べてよりタフな企業に生まれ変わることができた」と振り返る。

 またこれと並行して、重要な職位に女性を積極的に登用。今では幹部の30%を女性従業員が占める。同社が07年から始めた女性従業員の積極活用に向けた取り組み「グローバル・ウーマンズ・イニシアチブ」の流れを同氏も引き継いだ形だ。

 ケント氏は女性の活用を推進した理由について「世界全体で女性の購買力は年20兆米ドルに上る」と指摘。「女性消費者の理解が業績拡大の鍵になる」との認識を示した。

 自身の社員に求める仕事に対する姿勢について、ケント氏は「常に現状に満足しないでほしい」と強調。「128年の歴史を持つ当社は世界で最も知名度のある企業の1つ。ついおごりが生まれがちだが、現状にあぐらをかくことなくさらに上を目指さなくてはならない」と説いた。

 インド市場に関しては、「一部の国は米国や欧州など先進国の市場に比べて高い成長率を保っており、インドもそうした市場の1つ」と指摘。さらに、同社のマーケティング、事業戦略立案、財務をはじめ重要な部門で多くのインド出身者が業務に従事している点に言及し「インドが生み出す人材はコカ・コーラの事業で大きな役割を担っている」と述べ、高く評価する姿勢を示した。

12/19/2013


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