日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

12/19/2013 07:38 PM


 海外の2つの商用車メーカーが現在、世界3位の規模に成長したインドの商用車市場への進出を計画している。インドでは近年、ボルボやダイムラーなど商用車を生産する多くの外資系メーカーが参入。タタ・モーターズやマヒンドラ&マヒンドラ(M&M)など国内メーカーと激しく競っているが、新たなプレーヤーの参入が実現すれば、競争のさらなる激化に拍車がかかりそうだ。

 2社は米トラック大手のパッカー(ワシントン州ベルビュー)とイタリアの商用車・産業用車両メーカー、イヴェコ(ピエモンテ州トリノ)。

 パッカーは1905年の創業。第二次世界大戦中は戦車など軍需品を生産していたが、戦後になってトラック事業に参入した。海外の同業を相次いで買収する手法で事業規模を拡大。現在は大型、中型・小型トラックに加え、エンジンの生産も手がける。

 2012年の「デリー ・オート・エキスポ」では高価格帯のトラックを公開したほか、3年前には地場企業と提携してマハラシュトラ州プネに世界市場向けに部品の供給と技術開発を行う拠点を設けている。

 関係者によるとパッカーは現在、インド進出に向け国内で市場調査を行っている段階という。

 イヴェコは75年の設立。同国の自動車大手フィアットから商用車・産業用機械部門が独立して11年に誕生したフィアット・インダストリアルの子会社。商用車や産業用車両のほかに、鉄道車両や各種ディーゼルエンジンの生産を行う。

 関係者によると、同社も現在、単独での参入を目指し実現可能性調査を実施しているといい、主要市場の1つに成長したインド進出をてこに、世界での存在感を高める狙いだ。

 同社は3年前にインド進出を検討したが、この時は見送った経緯があり、今回が初めての挑戦となる。

 インドの商用車市場ではこのところ、欧米勢に加えて中国メーカーも進出。拡大する市場でシェア獲得をめぐりしのぎを削っている。自動車業界向けコンサルタント企業米IHSオートモーティブのインド法人IHSオートモーティブ・インディアのアミト・カウシク主席アナリストは「国内外の多数のメーカーが争っている状況では、特定のメーカーが市場を独占する事態は今後生まれにくくなるだろう」との見通しを示している。

12/12/2013


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