日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

11/29/2013 04:19 PM


 第一三共が2008年にランバクシー・ラボラトリーズを買収した際、買収の判断に影響を与える可能性がある情報を提供しなかったとして、第一三共がランバクシーの元経営者2人に損害賠償を求め、シンガポールで起こした調停で、元経営者側が「こちらに非はない」と反論していることが分かった。同社に複数の近い関係者が明らかにした。

 第一三共が損害賠償を求めているのは、マルビンデール・シン、シビンデール・シンの両氏で、2人は兄弟。両氏ともにランバクシーの身売り後に同社の経営から手を引いている。

 2人は取材に対し「調停が現在進行中である」ことを理由に、コメントを出していない。

 だが、関係者によると、両名とも「契約を締結する前の段階で、当局との関係や調査を受けていることなど、公表する必要のある項目はすべて明らかにしており、当方に過失はない」と表明、賠償には応じない姿勢を示しているという。

 2人が強硬な態度に出ていることを受け、関係者からは「今後は第一三共側の実現可能性調査が適切だったかどうか、元経営者側の情報公開の度合いに問題がなかったかどうかが争点になる」との見方が出ている。

 ランバクシーは今年5月、米食品医薬品局(FDA)に対し、過去に国内の工場で品質に問題のある医薬品を製造販売していたこと、品質検査の結果に関し虚偽の説明を同局に行っていたことを認め、米法務省に罰金として5億米ドルを支払うことに合意した。

 第一三共は2008年にランバクシーを買収したが、第一三共は「買収に際しランバクシー側がFDAによる調査の事実を隠していた」と指摘。損害を被ったとして2人に対し損害賠償を請求し調停を起こしている。

 関係者によると、調停の期限は来年3月まで。ただ、調停機関の判断で6カ月延長することが可能という。

11/17/2013


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