日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

11/29/2013 03:27 PM


 投資会社の間で単一の品目の販売に特化したインターネット通販サイトを投資対象とする動きが広がっている。対象となっているのは医薬品やサプリメント、宝飾品、ベビー用品を販売するサイトなど多岐にわたる。多数の種類の商品を扱う大手通販サイトに比べて利益率が高いことが吸引力の源泉となっている。

 こうした専門サイトへの今年に入ってからの投資額はこれまでに計66億4,000万ルピーに上る。

 健康関連の商品を取り扱う「ハート・カート・ドット・コム」(ハリヤナ州グルガオン)はインテルキャピタル(カリフォルニア州)とセコイヤ・キャピタル(同)の米国のベンチャーキャピタル2社から1,400万米ドルを調達した。

 同サイトは2011年に開設。今では月の注文件数は5万件、1件当たりの注文額は2,000ルピーで、売上高は月1億ルピー規模に達している。

 ハート・カート創業者の1人であるプラシャント・タンドン氏は「付加価値の高い企業に育つことで投資家の期待や戦略に応えたい」と意気込みを語る。

 ニューデリーに拠点を置くバルヨー・テクノロジーズは、今年2月に眼鏡専門サイト「レンズ・カート・ドットコム」の開設に合わせ、ユニラゼール・ベンチャーズ(マハラシュトラ州ムンバイ)、米IDGベンチャーズ(カリフォルニア州サンフランシスコ)の2社から計1,000万米ドルの投資を受け入れた。

 バルヨーは米マイクロソフトの元社員、ペユシュ・バンサル氏が設立した企業。これまでに腕時計の販売に特化した「ウォッチ・カート・ドットコム」、バッグやバックパック、財布などを扱う「バッグ・カート・ドットコム」、宝飾品を専門に販売する「ジュエル・・カート・ドットコム」など複数のサイトを開設している。

 レンズ・カートは開設から日が浅いにもかかわらず、1日の注文件数は約1,000件、月の売り上げは4,500万ルピーに達するなど、好調を維持している。

 また、ベビー用品の「ベビーオイ・ドット・コム(babyoye.com)」は、今年4月にモーリシャスのヘリオン・ベンチャー・パートナーズを中心とした複数の投資会社から計1,200万米ドルを調達した。

 これら特定分野の商品のみ扱うサイトへの投資が過熱している要因として、IDGベンチャーズのカラン・モウラ副社長は「運営費が大手ほどかからない上、利益率の高い商品が多いことが背景にある」と指摘。大手サイト「ナープトル・ドット・コム」に25%を出資するカナーン・パートナーズ(ハリヤナ州グルガオン)のラウル・カンナ取締役は「大手のサイトの数が増え、飽和状態になってきていることも要因の1つ」との見方を示している。

11/18/2013


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