日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

11/06/2013 04:00 PM


 伊高級家具メーカー、ポルトローナ・フラウ(トリノ)はインドでの事業を強化する。国内での販売業務に力を入れるほか、家具の原材料を国内で調達したり、新商品の着想を得たりする。

 ポルトローナは1912年の設立で、1世紀以上の歴史を持つ老舗家具メーカー。ソファーやテーブル、椅子などの家具に加え、日産やフェラーリなど世界的大手自動車メーカーの内装、日本航空(JAL)やシンガポール航空など航空会社が保有する機材のインテリアのデザインを手がけるなど豊富な実績を持つ。傘下には「カッシーナ」や「カッペリーニ」といった有名ブランドを抱えている。

 インドでの事業拡大の一環として、ポルトローナはオランダ・アムステルダム在住のインド人建築家・工業デザイナーのサティエンドラ・パカーレ氏を自社のグローバルデザインチームの一員として招へいした。パカーレ氏は家具のほかにも家電製品やコンピューターを初めとするIT(情報技術)機器、交通分野のデザインなどを手がけ、これまで国内外で数多くの賞を受賞した経歴を持つ。

 ポルトローナは同氏の発想を取り入れた製品を販売することで「世界市場での売上増加を目指す」(ダリオ・リネロ最高経営責任者=CEO)方針だ。

 インド国内での小売事業も強化する。同社は地場のコングロマリット、タタ・グループとの合弁会社「カサ・デコール」を通じて約3年前にマハラシュトラ州ムンバイに小売店舗の第1号店を開業。その後デリーに2番目の店舗を開いた。今後は西ベンガル州コルカタやアンドラプラデシュ州ハイデラバード、カルナタカ州バンガロールに出店する計画。また、フランチャイズ方式により「大都市以外の地域にも店舗を出すことを視野に入れている」(リネロ氏)。

 カサ・デコールの12年度の売上高は3億ルピー。リネロ氏は「売上高は年々増加している」と述べる一方「ほかのアジアの国と比べるとまだ低い水準にある」と指摘し、新規出店による売り上げ増加に意欲を示した。

10/31/2013


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