日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

11/01/2013 06:03 PM


 米映画製作・配給大手ワーナー・ブラザーズの「ゼロ・グラビティ」(アルフォンソ・キュアロン監督)のインド国内での興行収入が、英語のみの音声で公開された米映画としては史上最も早いペースで2億3,000万ルピーを突破した。

 同作品はジョージ・クルーニーさんやサンドラ・ブロックさんなどハリウッドの人気俳優が出演するSFサスペンス映画。

 米国のSF映画はインドではさほど人気が高くない上、これまでは集客力を上げるため、過去10年間にわたり、英語に加えヒンズー語やタミル語、テルグ語など国内で使用される言語の吹き替え版も上映していた。英語のみの米作品が史上最速のペースで興行収入を伸ばしているのは異例ともいえる現象。

 同作品の興行収入のうち40%を複合映画館チェーン国内最大手のPVRが占める。同社のサンジャイ・ダリア社長(上映計画担当)はゼロ・グラビティの成功について「公開地域を大都市に限定したワーナーの戦略が功を奏した」と指摘。広告宣伝活動も非常にうまく機能したほか、ファン同士の口コミの効果も大きかったとの見方を示した。さらに、同時期に公開されたボリウッド映画2作品が振るわず、「映画ファンの選択の余地が狭まった」ことも寄与したとの認識を示している。

 PVRでは今後さらに2週間同作品を上映する予定。来月3日は祭事シーズンで最大のお祭りの1つ「ディワリ」に当たることから、さらなる入場数の上積みに期待を寄せている。

 インドではこのところ、「プロメテウス」「エリジウム」「アフター・アース」「スター・トレック イントゥ・ダークネス」などのSF映画が公開されているが、いずれも興行収入は振るわなかった。スター・トレックは4つの言語の吹き替え版を上映したが、興行収入は1億350万ルピーにとどまった。それでもこれらの作品の中では最もヒットした作品となっている。

10/28/2013


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