日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

11/13/2013 01:20 PM


 英菓子大手キャドバリーのチョコレート菓子「エクレア」の商標権をめぐる同社と地場のコングロマリットITCとの争いで、知的財産権上訴委員会(IPAB)はこのほど、キャドバリーの主張を退ける判決を下した。

 両社の対立はこれまで10年間にわたり続いている。ITCは当時、キャドバリーの許可を得ることなく、エクレアを「キャンディーマン」という商品名で発売。これに反発したキャドバリーはITCに対し同商品の販売停止を要求。同社の主張を不服としたITCは自社の正当性の確認を求めIPABに訴えを起こした。

 ITCは「キャドバリーはエクレアの商標を1994年以来、長期にわたり使用していない」とし、問題は無いと主張。一方、キャドバリーは「当社は74年にエクレアをインドで登録商標し、これまで継続して使用していた」とし、双方の主張は真っ向から対立していた。

 この件に関し、IPABの裁判官は「キャドバリーの言い分の正当性を裏付ける証拠はこれまでのところ存在しない」と指摘。また「単に商標登録をしているだけでは、商標を使用し続けているとはいえない」とし、同社の主張を退けた。

 判決について、キャドバリーの広報担当者は「これ以上対立を続ける考えは無い」と表明。同社としてIPABの判断を受け入れる方針を明らかにした。同広報担当者はまた、同社が販売する「『デイリー・ミルク・エクレアズ』などの商品にはIPABの判決の効力は及ばない」と強調。これらの商品の商標保護に今後全力を傾ける考えを示した。

 今回のIPABの判決について、知的財産権分野を専門とする弁護士は「キャドバリーが長期にわたりエクレアを商標登録してきたのは事実。裁判でもっと有効な証拠を提出するべきだった」と同社の戦略に疑問を投げかけている。

11/7/2013


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