日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

11/06/2013 04:15 PM


 不動産開発大手DLFが開発した首都デリーの大型商業施設「DLFガレリア」(東デリー・マユルビハール)が「アルコール製品専門モール」として生まれ変わろうとしている。

 同モールは地上3階建てで、2010年に開業した。だが、長引く景気の低迷による消費者支出の減少もあり、これまで十分なテナントを集めることできず、空きスペースが目立つ状態が続いていた。わずか数キロメートル離れたウッタルプラデシュ州のノイダに高い集客力を誇るショッピングモールが複数営業していることも苦戦の原因となっていた。

 だが、ここへきて地ビールから輸入ワインまで幅広い商品を扱うアルコールの専売店の入居が相次いでおり、風向きが変わりつつある。これまでに大型店8店舗が店を開いたほか、数カ月後をめどにさらに2店舗が入居する予定。このほか、アルコールを提供する地元のレストラン2軒が同施設内に移転する計画を表明している。

 1階の売り場面積約2,300平方メートル(2万5,000平方フィート)のうち、約1,860平方メートルを既にアルコール販売店が占め、1階はさながら「アルコール専用モール」の様相を呈している。

 同施設を運営するDLFは、空いたスペースを活用するため、昨年2階と3階を企業の事務所用スペースとして提供した。この決定をめぐり「利益を侵害された」として、同施設の建設に際し出資を行った投資家らが同社を相手取り裁判を起こす事態に発展した。だが、アルコール販売店の出店に関しては投資家からもこれまでのところ大きな異論は出ていない。ある投資家は「開業当初のわれわれの理想の姿ではないが、不満ばかりも言っていられない」と黙認する姿勢を示す。

 1平方フィート当たりの賃貸料は120-170ルピー。不動産業界のアナリストは「酒店が入居しなければ空きスペースになることを考えれば、極めて適切な水準」と指摘、妥当との見方を示す。

 来店客の多くは経済成長とともに増加が続く中間層が占めるのが特徴。ノイダ周辺地域はアルコール製品の小売価格が割高なことから、はるばる遠方からやってくる客も多い。ほかの店舗を上回る豊富な品ぞろえが吸引力となっているようだ。

 ノイダからやってきたというある来店客は「ここは昔ながらの酒店と異なり、ほしいブランドがすべてそろっている。その上、店舗も清潔で雰囲気も良い」とDLFの新たな戦略を高く評価している。

10/31/2013


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