日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

10/31/2013 01:07 PM


 インド経済に回復の兆しが出てきた。明確に景気の拡大を裏付ける統計はまだ無いが、金融機関の融資残高が増加傾向にあるほか、輸出は3カ月連続で2桁の伸びを記録。鉱工業生産もこの数カ月の間、増加が続いている。対米ドル相場での歴史的なルピー安や低水準に終わった4-6月期の成長率などを受け、国内では先行きに対し悲観的な見通しが大勢を占めていたが、「景気は底を打った」との見方も浮上している。

 今後については、今年はモンスーン期の降水量が平年を上回ったことで農作物の収穫量増加が期待されており、農家の収入増に伴う支出の増大が景気回復を加速させることが見込まれる。また、政府による発電分野のインフラ整備への投資が実現すれば、電力不足問題の緩和につながり、製造業などの事業拡大をもたらすことが予想される。

 P・チダムバラム財務相とインド準備銀行(中央銀行、RBI)のラグラム・ラジャン総裁は下期(10-3月)の成長見通しについて、楽観的な見方を表明。国際通貨基金(IMF)のインド経済の先行きに関する予測について、「低すぎる」と反発している。

 また、民間でもHDFC銀行のアビーク・バルア首席エコノミストが「急速なペースではないものの、インド経済は着実に回復に向かっている」と指摘。2014年の景気について「今年より間違いなく良くなる」との見通しを示している。

10/28/2013


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