日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

10/28/2013 03:07 PM


 オランダや韓国など外資家の大手電機メーカーで重要な役割を担うインド人社員がこのところ、増加している。

 韓国サムスン電子に勤務するプラナブ・ミストリー氏(32)は同社が今月発売した腕時計型端末「ギャラクシー・ギア」の開発で主導的な役割を果たした。ミストリー氏はグジャラート州にある小都市パランプールの出身。米マサチューセッツ州工科大学(MIT)で科学を専攻した後、インド工科大学(IIT)ムンバイ校(マハラシュトラ州)で学んだ。現在はサムスンの開発チーム「サムスン・シンクタンク・チーム」(米カリフォルニア州シリコンバレー)を率いて拡張現実(AL)やディスプレー技術の研究に取り組んでいる。ギャラクシー・ギアは動画共有サイト「ユー・チューブ」などで世界中のユーザーから大きな反響を得ている。インド現地紙の取材に対しミストリー氏は「これからは新たなIT(情報技術)機器の開発ではなく、人間の体と技術の融合を目指していきたい」と表明。貧困や食糧不足など社会問題の解消に貢献することにも意欲を示している。

 同じくグジャラート州出身でサムスンがインド国内に持つ研究開発施設に勤務するディペシュ・シャー氏は、同社のスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)「ギャラクシー」のユーザーインターフェースの改良に取り組む毎日だ。同氏はインド経営大学院(IIM)バンガロール校(カルナタカ州)とビスベスバラヤ技術大学(同)を卒業。スマホ向けインターフェースのほかにも第4世代(4G)携帯電話や携帯用ウエブブラウザなどの開発プロジェクトにも携わっており、米国や韓国など世界各地を飛び回っている。

 フィリップス・エレクトロニクスの家電製品担当最高経営責任者(CEO)を務めるのはムラリ・シバラマン氏。IIMアーメダバード校(グジャラート州)と米ハーバード・ビジネス・スクールで学んだ同氏が現在のポストに就いたのは今から2年前。これまでにスープ製造機やヌードル・パスタ製造機など斬新な商品の開発を主導したほか、同社のインドや中国での買収事業で中心的な役割を果たした。

 オランダの化学大手アクゾノーベルの中国とカナダの現地法人で社長(塗料製品担当)を務めた後、フィリップスに入社。インド法人の社長兼CEOの座にあった時期に同社製品を「若者向けブランド」として認知されるようになった功績を認められ、同社の世界全体の家電事業トップに就任した。シバラマン氏は次の目標として「日本と米国でフィリップスブランドの認知度を高めたい」と意欲を示す。

 インド人が世界的な電機大手で高く評価される要因について、サムスンのシャー氏は「インド人は元々こうした分野に強く、少ないコストでより多くの機能を提供し消費者のニーズに応えることに長けているからではないか」とする分析を示している。

10/23/2013


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