日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

10/11/2013 12:49 PM


 インドのホテル業界で国内勢と外資系チェーンが提携関係を終了させる動きが相次いでいる。長引くインド経済の不振が背景となっているようだ。

 ドイツ大手のケンピンスキーは、リーラ・パレシズ・ホテルズ・アンド・リゾーツ(マハラシュトラ州ムンバイ)との四半世紀に及ぶ関係を終了させた。

 香港を拠点とする世界的なホテルチェーン、シャングリ・ラ・ホテルズ&リゾーツはマハラシュトラ州ムンバイにある高級商業施設「プラディウム・モール」内で、同地を拠点とするパラッツィオ・ホテルズ&リージャーがテナントして保有するホテルの経営を手がけていたが、両社は先ごろ提携関係を終了した。さらに、スイスホテル・ホテル・アンド・リゾーツ(チューリッヒ)もカルナタカ州バンガロールに本社を置くコンベンション・ホテルズ・インディアと共同でゴア州にホテルを開設。建物はコンベンションが所有し、スイスホテルが経営を手がける方式を採用していたが、スイスホテルはオープンから半年も経たない先月上旬に、経営から手を引きコンベンションに委託する方針を決めた。

 長引く景気の低迷に伴い利用者が減少し、稼働率や宿泊料金が低下したことで経営状況が悪化したほか、経営方針や収益の分配をめぐる意見の対立などが要因となっている。

 ホテル業を専門とするコンサルティング会社HVSインディアのカウシク・バルダラジャン社長は「好景気の時は物件の保有企業と経営企業が違っていても問題無いが、ひとたび経済が悪化すると関係にほころびが生じる」と指摘する。景気が本格的に回復する兆しが見えない中、業界関係者の間では「今後も地場と外資系ホテルの関係悪化に伴う提携終了の動きが拡大する」との見方が大勢を占めている。

10/8/2013


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