日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

10/07/2013 06:47 PM


 衣料品輸出振興協議会(AEPC)のA・シャクティベル会長は3日夕、訪問先のタミルナド州ティルプールで、報道陣に対しニットウエアを含むインドの繊維産業の今後の見通しについて「海外メーカーからの生産委託が増加し、今から5年後には世界最大の製造拠点に成長する可能性がある」との認識を表明した。 

 シャクティベル氏は、同産業で競合する中国がIT(情報技術)やエンジニアリングなど繊維以外の産業の強化に傾注していることや、隣国のバングラデシュが工場の法令違反を受け、国際社会から「規則を順守しない国」とのイメージを持たれている点を指摘。「今後海外の世界的大手メーカーからインド企業に生産を受託する動きが拡大する」との見通しを示した。

 同氏によると、インドは人件費の安さではバングラデシュやベトナムなど、ほかの新興国や途上国に比べて不利であるものの、今年はこれまでのところ、受注先をバングラデシュからインドに切り替える動きが目立っており、輸出は堅調に推移しているという。 

 インドの繊維業界の4-8月期の輸出額(米ドル換算)は前年同期比で14%増加。シャクティベル氏によると、今年度通期の輸出目標について、AEPCでは当初170億米ドルを目標に掲げていたが「これを大きく超える見通し」という。ティルプールからの昨年度の輸出額は1,250億-1,300億ルピーだったが、今年度は8月までの5カ月間で既に650億ルピーに達している。

 同氏はさらなる輸出の拡大に向け、今後日本やオーストラリア、イスラエルなど各国に代表団を派遣する考えを明らかにした。

 輸出の拡大に伴い、衣料品の原材料の需要も増加しているが、シャクティベル氏は「綿糸の価格の変動が激しい」ことに懸念を示したものの、全体としては「対応できる」と述べ、問題は無いとの認識を示した。

10/4/2013 


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