日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

10/09/2013 04:27 PM


 米飲料大手コカ・コーラが販売する炭酸飲料「サムズアップ」が、国内市場の6-8月の販売シェアで、同じくコカ・コーラが販売するレモン風味の「スプライト」にこれまで30年間守ってきた首位の座を明け渡した。業界内からは、他国の市場同様、インドの消費者の好みが変化し、コーラ人気が低下しつつあることが背景になっていると指摘する声が上がっている。

 米調査会社ニールセンがまとめた両製品の販売シェアの推移をみると、6月はスプライトの16.0%に対し、サムズ・アップが15.6%、7月はスプライトが15.5%、サムズ・アップが15.3%と0.2ポイント差まで縮まったものの、8月にはスプライトの15.6%に対し、サムズ・アップが15.3%と再び開いた。

 3カ月連続で販売シェアでスプライトに首位の座を譲ったことを受け、コカ・コーラはサムズ・アップのてこ入れに向け販促活動を強化している。

 1977年にサムズ・アップを開発し 93年に同製品をコカ・コーラに売却したラメシュ・チョウハン氏(ビスレリ・インターナショナル会長)は「コーラ味のサムズ・アップはこれまで、独特の味と周到な広告戦略で販売を維持してきたが、レモン味のスプライトは好みが大きく分かることのない製品で、一般家庭に自然に受け入れられたのでは」と分析する。

 コカ・コーラにとりアジア最大の市場である中国でもスプライトは同社の代表的な商品「コーク」に差をつけており、チョウハン氏は「国内の消費者の炭酸飲料の好みがほかの国に似てきた」点もスプライト伸張の理由の1つとの見方を示す。ニールセンの集計では、国内の炭酸飲料市場の種類別内訳で、コーラが36%を獲得しているのに対し、レモン・ライム味の商品は35%に伸び、1%差にまで迫っている。

 コカ・コーラのインド法人コカ・コーラ・インディアの広報担当者は両製品のシェアが逆転したことへの言及を避け「スプライトとサムズアップへの消費者の長年にわたる支援に感謝している」と述べるにとどめた。


10/8/2013


この記事へのトラックバックURL:

http://indonews.jp/mt/mt-tb.cgi/24378

トラックバック一覧(0)