日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

09/04/2013 01:41 PM


 ルピー安を受け、大手自動車メーカーの間で輸出の増加と部品の国内生産を強化する動きが広がっている。通貨安で海外から輸入部品の調達コストが増大している反面、完成車の輸出の面では価格競争力が高まっているためだ。

 トヨタのインド合弁会社トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は先ごろ、新興国向け小型セダン「エティオス」400台を試験的にインドネシアに輸出した。今後はネパールやバングラデシュなど輸出先をさらに増やすことを目指している。

 独フォルクスワーゲンはインドからメキシコに向けた輸出を開始する。今後1-1年半をかけてセダン「ヴェント」を約2万5,000-3万台輸出する計画で、これはチャカン工場(マハラシュトラ州)の生産能力の20-25%に相当する。今後は経済成長著しいインドネシアやマレーシアへも輸出することを予定している。

 インド法人フォルクスワーゲン・インディアのマヘシュ・コドゥムディ社長は輸出強化を進める背景について「チャカン工場は当初、国内需要に応えるために建設したが、市況の悪化と記録的なルピー安の影響で戦略を見直さざるを得なくなった」と説明する。現在は完成車と部品を30カ国以上に供給するが、今後さらに新たな市場の開拓を積極的に進める方針だ。部品の国内生産率は現在70%程度だが、これを85-90%に高める計画を立てており、その一環としてチャカン工場でエンジンを組み立てることを検討している。

 このほかにも米フォードは6月下旬にインド国内で発売したスポーツ多目的車(SUV)「エコ・スポーツ」の輸出先を37カ国にまで広げる。韓国のヒュンダイは「イオン」や「i20」など小型車の南米とアフリカへ向け輸出を強化する方針。同社は中でもアフリカ市場の開拓を重要視しており、輸出全体に同地域が占める割合を40%近いの水準に引き上げることを目指している。

9/3/2013


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