日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

07/30/2013 03:37 PM


 コカ・コーラとペプシコの米二大飲料メーカーがこのところ、インド市場で需要の低迷に直面している。例年より早くモンスーンが始まり降水量も平年を上回っていることが最大の要因。

 コカ・コーラのインド法人コカ・コーラ・インディアの4-6月期の販売本数の増加率は前年同期比で1%の微増に終わり、前の年の同じ時期の20%増から大幅に鈍化。過去5年で最も低い水準に落ち込んだ。 

 ライバルのペプシコは3-5月期の販売本数が11%増と、コカ・コーラの数字を上回ったものの、前年同期と比べると伸び率は低下した。6月の業績は未発表だが、同社の幹部は「前期と同様の結果に終わる可能性がある」との見方を示している。

 現状を受けて、両社とも販売網の再編や地域ごとに異なる販売価格を適用する戦略を展開しているほか、販売回復に向けそれぞれ独自の取り組みを進めている。

 コカ・コーラは今月に入り、200ミリリットル入り「コーラ」の大型小売店への卸売価格を、これまでの11-12ルピーから10ルピーに値下げ、これに伴い販売価格を8ルピーに引き下げた。「利益を犠牲にしてでも数量を確保する」(同社幹部)のが狙いだ。また、消費者の細かなニーズに対応するため、サイズの多様化も推進。現在、100ミリリットル入りのテトラパック入り商品(6ルピー)の試験販売を行っている。このほか広告宣伝費を大幅に増やすことでブランドイメージの向上を図り、売り上げの拡大につなげる計画を立てている。

 一方のペプシコは「ペプシ・アトム」「トロピカーナ・ココナツ」「ニンブーズ・マサラ・ソーダ」など新しい商品の販売を強化。また食料雑貨店では、同じブランドで異なる容量の商品を販売。大型小売店では値下げや複数の商品を抱き合わせで販売するなどの戦略を展開している。

 両社とも担当者は早期にモンスーンが空けることに期待を示す。だが、一方で販売不振は「降水量の増加だけが原因ではない」という見方もある。 

 ブランドコンサルタントのハリシュ・ビジュール氏は「消費者の健康志向の高まりにより、炭酸飲料の人気が低下しており、代わりにアイスティーや果汁飲料、ミネラルウォーターの重要が伸びていることが影響している」と話す。同氏によると「国内の多くの地域で炭酸飲料の販売は頭打ちとなっている」ほか、「国内の多くの大学ではすでに学生食堂での炭酸飲料の販売を終了した」という。

7/28/2013


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