日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

07/12/2013 10:28 AM


 最高裁判所は10日、地場の自動車大手タタ・モーターズが過去に超低価格車「ナノ」専用工場の用地地として賃借した西ベンガル州シングールの土地について、元の持ち主である地元農民に返還することを検討するよう指示した。タタの代理人に対し、この問題に対する対応について8月6日までに回答するよう求めた。

 西ベンガル州政府はこれまでにタタに対し土地の返還を要求。タタへの補償を確約する一方で、返還実現に向け新たな法律を制定したが、高裁がこれを無効と判断したため、最高裁に上告していた。

 最高裁の裁判官は「タタはすでにグジャラート州でナノ専用工場を稼動させており、シングールの土地は賃借権を有しているに過ぎず、何ら利益を生み出していない」と指摘。「州政府を通じて土地を地元農民に返還することを検討するよう求める」と述べた。

 タタは当初、ナノを生産する専用工場の建設に向け、西ベンガル州政府がシングールの地元農民から収用した土地を90年間にわたり賃借できる権利を獲得したが、農民たちの激しい抵抗運動に合い建設を断念。グジャラート州サナンドでナノ専用工場を稼動させた。

 シングールの土地をめぐっては、中央政府もタタが返還することを希望する意思を表明している。

7/10/2013


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