日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

07/16/2013 12:56 PM


 自動車販売の低迷が止まらない。6月の国内乗用車販売台数は8カ月連続で前年同月を下回った。多目的車(UV)とスクーターの販売台数は増えたものの、それ以外の車種はいずれも前の年の実績を割り込んだ。多くのメーカーが大幅な割引を実施して需要の喚起に努めているが、効果を生むに至っていない。一向に回復の兆しが見えない状況を受けて、インド自動車工業会(SIMA)は政府に販売拡大に向けた施策の実施を要請する構えを見せている。

 乗用車の先月の販売台数は9%減の13万9,632台となった。SIAMは「長引く景気の低迷による消費者心理の冷え込みや維持費の負担の重さが影響した」と分析している。

 商用車も13.45%の減少を記録した。半年前には堅調に伸びていた軽トラックが8.73%減と不振だったことが影響した。農作物の生産量や工業生産高が伸び悩んでいることが需要の伸び悩みをもたらしている。

 二輪車もスクーターは好調だったものの、4.56%減の110万台と前年割れとなった。都市部では景気の低迷による消費者マインドの悪化が影響したほか、農村部でも需要の弱さが目立つ。

 メーカー別では最大手のマルチ・スズキが8%減となったほか、このところ極度の不振が続いている地場大手のタタ・モーターズが33%減と、依然として光明が見えてこない状態。トヨタのインド合弁会社であるトヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)も20%減と大きく落ち込んだ。韓国ヒュンダイのインド法人ヒュンダイ・モーター・インディア(HMI)は1%増とかろうじて前年同月を上回った。 ホンダのインド四輪生産販売子会社であるホンダ・カーズ・インディア(HCIL)や米フォード・モーターのインド法人フォード・インディアも新車種の投入が功を奏し、前年を超える販売台数を確保した。

 二輪車では販売台数で世界最大のヒーロー・モトコープが6%減、バジャジ・オートが20%の大幅減、TVSモーターは7%減と地場メーカーが軒並み前年割れを記録したのと対照的に、ヤマハ発動機が46%増と大幅に伸張。ホンダのインド二輪子会社ホンダ・モーターサイクル・アンド・スクーター ズ・インディア(HMSI)も11%増と、日本勢の好調ぶりが目を引いた。

 SIAMでは「このままの状態が続けば、13年度の販売台数は前年度実績を下回る可能性がある」と危機感を表明。自動車にかかる物品税の税率の引き下げや15年以上乗っている車両の使用規制など需要回復に向けた政策の実施を求めることを検討している。

7/13/2013


この記事へのトラックバックURL:

http://indonews.jp/mt/mt-tb.cgi/23908

トラックバック一覧(0)