日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

06/26/2013 12:02 PM



 国内のトラック需要の低迷が続いている。1-3月期の売上高は前年同期比で約25%減少し、続く4-5月も15%減と過去10年間で最悪ともいえる状態となっている。ディーゼル車で燃料として使用される軽油の価格の上昇が続いていることや、景気の低迷で貨物需要が減少していることなどが要因。

 こうした現状を受けて、トラックを製造する自動車メーカーは過去に例が無い大幅な値下げを実施し、販売の回復に努めている。値下げ幅は軽トラックが4万-8万ルピー、中型トラックが8万-19万ルピー、大型トラックが15万-20万ルピー、大型トレーラーが20万-30万ルピーとなっている。このほかにも従来を上回る長期の保証を付けるなど、各社ともあらゆる手を用いて需要喚起に努めている。業界のこうした取り組みに対しては「これほど大規模な値下げや顧客サービスを実施したことは今までに例が無いのではないか」(インド運輸調査訓練協会=IFTRTのSP・シン上級研究員)、「大型トラックは過去最大級の値下げを実施している」(タタ・モーターズ幹部)という声も聞かれる。だが、それにもかかわらずこれまでのところ販売が上向く気配はみられない。  

 IFTRTのシン氏はトラックのレンタルが増えたことも「販売不振の一因」との見方を示す。

 大幅な値引きも販売回復につながらない中、大手の中には生産を縮小する動きも出てきた。タタ・モーターズは稼働率を半分程度に落として工場を操業。アイシャー・モーターズとスウェーデンのボルボ・グループの合弁会社VEコマーシャル・ビークルズ(VEVC)も50-60%の水準に落とすなど対応に苦しんでいる。
   
6/24/2013


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