日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

06/26/2013 11:55 AM



 紅茶大手のワグ・バクリ・ティー・グループ(グジャラート州アーメダバード)のピユシュ・デサイ会長兼社長がこのほど取材に応じ、インドの紅茶産業が抱える課題について語った。

 インドでは品質の高い高級茶葉は大半が海外に輸出され、国内に出回るのはごく一部にとどまる。外資系を含め多くのコーヒー店チェーンが乱立し、コーヒー需要が増えている現在も状況は変わらない。同氏はまずこの点について「国内産の高級茶葉を入手できないため、ケニアやスリランカなどから輸入せざるを得ない状態。100%の関税ががかかるため、その分小売価格が高くなり、業績の拡大を妨げる要因となっている」と指摘。そのうえで「国内にもっと多くの上質な茶葉が流通し、関税の引き上げが実施されれば業界全体で最低でも5%の成長が可能」との認識を示した。

 国内の最近のトレンドして、中間層-富裕層の間で有機栽培された茶葉の人気が高まっている点が挙げられる。だが、現状では十分な量を確保できていない状況だ。デサイ氏は「国内には5,000の紅茶栽培業者があるが、このうち有機栽培された茶葉を扱うのは50社ほど」と指摘。ワグ・バクリは3年ほど前から有機栽培の紅茶を販売しているが、デサイ氏は「当社に茶葉を供給するのは50社のうち10社ほど」と述べ、現状について不満を表明した。

 同氏はさらに、急増するコーヒー店チェーンの存在にも触れ「これから厳しい競争が待っている。国内の紅茶製造業者は品質の高い茶葉を安定的に調達し、国内の紅茶消費の底上げに力を注ぐ必要がある」と強調した。

 インドの紅茶生産量は年間11億キログラム。17億キログラムの中国に次いで世界第2位となっている。

6/24/2013


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