日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

06/19/2013 11:49 AM


 スウェーデンの自動車メーカー、ボルボ・カーズのインド法人ボルボ・オート・インディアのトーマス・アーンバーグ社長は17日、「高金利が消費者の自動車の購入意欲減退を招いている要因」とする見方を表明した。アンドラプラデシュ州ハイデラバードで開催した新型ハッチバック「V40クロスカントリー」の発表会の場で報道陣に対して述べた。

 インド自動車工業会(SIAM)が11日に発表した5月の乗用車国内販売台数は前年同月比12.263%減の14万3,216台で、7カ月連続で前年割れを記録した。

 アーンバーグ氏は「インドの金利は海外と比べても高い」と指摘。自社の販売実績に目立った影響は無いとしつつ、「インドの金利の高さにより消費者心理が悪化し、自動車を購入しようという消費者が減少している」と述べ、「金利の動向は消費支出に大きな影響を及ぼす」との認識を示した。

 SIAMは自動車需要低迷の原因として、高金利に加え「長引くインフレ」や「国民の間の雇用不安」などを挙げている。自動車業界からは「需要の喚起には最低1%の利下げが必要」との声が上がっている。だが、インド準備銀行(中央銀行、RBI)は17日の政策決定会合で、記録的なルピー安や食料品を中心とした物価高などを理由に、政策金利を据え置く方針を決めた。

 アーンバーグ氏は来年に総選挙を控えていることを理由に「現段階で金利の動向を予測することは困難」との見方を表明。インドと欧州連合(EU)が妥結を目指す自由貿易協定(FTA)に関しては「仮に締結されても実際に自動車産業への影響が実感できるまでに5年はかかるだろう」との考えを示した。

 ボルボの昨年のインド国内での販売台数は約800台。今年は1,000台を目標に設定している。

6/17/2013


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