日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

06/14/2013 10:30 AM



 繊維製品の輸出業者でつくる業界団体「アパレル輸出振興協会(AEPC)」は11日、2013年度のアパレル製品の輸出額について「前年度比で30億米ドル程度増加する可能性がある」との見通しを示した。従業員の賃金や安全性などで欧米と同等の基準を満たしている繊維工場が増え、米ウォルマート・ストアズなど海外の小売大手や有名ブランドの間でインドから商品を調達する動きが活発化している点を要因として挙げた。

 AEPCは「工場の労働条件の改善に伴い、ウォルマートやスペインのファッションブランド『ザラ』など海外の大手企業からの注文が増加している」と指摘。

 繊維省は国内の繊維工場の労働条件について、国際標準に適合するよう求める欧米からの圧力を受け、11年12月に各繊維工場が順守すべき規準「DISHA(Driving Industry Towards Sustainable Human Capital Advancement)」を発表。第12次5カ年計画(12年4月-17年3月)中に国内にある繊維工場2,900カ所で同基準の達成を目指す方針を掲げた。

 ウォルマートやザラ、英マークス&スペンサーズ、同テスコ、米ギャップ、独ナイキなど海外の小売大手や有名ブランドの多くは繊維工場に勤務する従業員の権利保護に関し厳しい基準を設けている。 

 AEPCによると、これまでに全国の200以上の工場で労働時間や児童就労、賃金、従業員の健康や安全性などで大幅な改善がみられ、この結果、海外の小売大手などからの注文が増加しているという。

 これを受け、AEPCでは「欧米など主要市場の景気低迷の影響で12年度の輸出額は前年度比5.76%減の129億2,000万米ドルだったが、今年度は30億米ドルの上積みも期待できる」と明るい見通しを示している。先行き不透明な世界経済情勢も「インドからの輸入を促す要因になる」とみている。

6/11/2013


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