日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

06/08/2013 06:57 PM

 商品やサービスの購入にクレジットカードやデビットカード、インターネットバンキングなどを利用する動きが広がる中、セキュリティー対策の不備を突いた犯罪件数もインド国内では増加の一途をたどっている。

 通信・情報技術(IT)省が議会上院に提出した報告によると、2012年に発生したクレジット、デビットカード、ネットバンキングを悪用した詐欺事件の被害総額は3億8,400万ルピーに上り、前年比で74%と急激な増加を示した。

 また、米ソフトウエア大手シマンテックがまとめた、ウイルスが添付されていたりワンクリック詐欺などに利用される「スパムメール」、「フィッシング詐欺」、「悪性コード」、「ボット」などネット上での犯罪行為に関するレポートによると、インドの発生件数は世界全体の6.5%を占め、国別では米国(22.7%)、中国(11.0%)に次いで3番目に多いという結果が出た。
 
 中でも重大な犯罪に悪用されるケースがあるスパムメールの送信件数は世界第1位、悪性コードでは第2位、ネットワーク攻撃では第8位と3つの分野でワースト10にランクされた。ボットは18位、フィッシングは23位となっている。

 取り分けスパムメールは、国内で送信される電子メールの実に72.21%を占めており、フィッシングメールは1,223通中1通、ウイルスが添付されたメールは445.7通中1通の割合で送信されているという深刻な事態となっている。

 こうした現状を受け、インド準備銀行(中央銀行、RBI)は各銀行に対し、顧客に関する重要な情報の保護に向け適切な対応を取るよう指示。各行とも電子署名を導入するなどの対策を進めている。

6/5/2013


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