日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

06/05/2013 06:09 PM

 インド政府はバスと大型トラックを生産するメーカーにアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)の搭載を義務付ける。

 商用車を運転するドライバーの安全性を高めるのが狙いで、近く方針を発表する見通し。

 総重量5トン超のバスと同12トン超の大型トラックを対象に搭載を義務化する。該当する商用車を生産する自動車メーカーに対し、今後1年の間に自社が手がけるトラックとバスにABSを搭載することを義務付ける。

 インド国内の商用車市場は30万台規模で、このうち新たな規制対象に該当するのはバスが約4万5,000台、トラックが約16万台程度とみられる。政府は将来的にはほかの車種についてもABSの搭載を義務化する見通し。

  これまでにも独ダイムラーやスウェーデンのボルボなど外資系メーカーは自社の生産する高価格のトラックやバスにABSを搭載しているが、販売台数が少ないため広く普及するには至っていない。

 インドの交通事故による死亡者数は2010年が13万5,000人、11年は14万2,000人。世界でも最悪の水準で推移しており、このうち約31%がトラックやバス、トラクターなどの商用車が関連する事故で亡くなっている。

 インド自動車工業会(SIAM)のビシュヌ・マトゥール事務局長は「大型車は悪条件の下では事故を起こしやすい。ABSは運転手の安全性を高めるのに寄与すると思う」と述べ、政府の方針を歓迎する意向を表明した。

6/4/2013


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