日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

05/21/2013 08:20 PM

 英大手ビールメーカーのSABミラー(ロンドン)は低迷が続くインド事業をてこ入れするため、43億8,000万ルピーの資金を投じる。

 国内での生産能力を2014年をめどに1万リットル超の水準にまで引き上げる計画。品ぞろえも強化する方針だ。

 同社は今から12年前にインドに進出。これまでインド事業に投じた資金は380億ルピーに達する。メーカー別シェアでは現在も最大手のユナイテッド・ブリュワリーズ(UB)に次ぐ2位につけているものの、このところUBをはじめとする競合他社にシェアを奪われる状況が続いている。

 英調査会社ユーロモニター・インターナショナルの統計によると、SABミラーは数年前にはインドのビール市場で3分の1以上のシェアを抑えていたが、現在では24%にまで落ち込んでいる。 

 SABミラー・インディアの広報担当者はインドへの大規模投資について「インド事業を重視する英本社の姿勢の表れ」と説明した。多額の資金を投じる背景には世界的な景気の減速や健康志向の高まりにより、他国の市場でも伸びが鈍化しているという事情がある。 

 インドの1人当たりの年間ビール消費量は1.7リットルで、米国の74リットルや中国の37リットルを大きく下回る。ただ、都市部では若者を中心にコミュニケーションの場としてパブの人気が高まっており、ビールを飲む機会が増えている。

 スイスの大手銀行UBSによると、インドのビール市場はこの10年間で年率27%増のペースで急成長を遂げ、現在の市場規模は22億米ドルに達しているという。

5/20/2013


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