日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

05/16/2013 08:05 PM

 農村部では依然として銀行の進出が遅れ、高利貸し業者が有力な貸し手としての地位を保っていることが、インド準備銀行(中央銀行、RBI)の報告書で分かった。

 RBIでは要因として「銀行が都市部の富裕層や大手企業、短期間で確実な返済を見込める小売業者などへの融資を最優先し、農村部の住民への貸し付けに消極的であることが背景となっている」と分析している。

 貸し主の内訳ではインドの独立から間もない1951年には正式な事業免許を持たない貸付業者が92.8%と圧倒的なシェアを占めていたが、その後は一貫して低下。91年には36%まで下がったものの、10年後の02年には42.9%と一転して上昇に転じた。

 また、銀行の融資額の地域別内訳で農村部が占める比率も91年の29%から02年には25%を下回る水準に低下していることも明らかになった。

 91年は現在首相を務めるマンモハン・シン氏が財務相として経済の自由化に着手した節目の年。インドの経済産業の発展を目指して始めた同氏の政策が逆に銀行の農村部での業務拡大を遅らせるという皮肉な結果となっている実態が浮かび上がった。

 正式な事業免許を持たない貸付業者から融資を受けている農村部の住民のうち、20-25%の金利で資金を調達している人の割合は全体の36%、30%を超える金利で融資を受けている人は38%に上り、農村部で多くの人々が法外な金利に苦しんでいる事実も浮き彫りとなった。

5/15/2013


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