日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

05/14/2013 10:47 PM

 タタ・モーターズが超低価格車「ナノ」の生産を手がけるサナンド工場(グジャラート州)で新たな小型車の生産開始を検討していることが分かった。

 ナノの販売台数の低落傾向に歯止めがかからず、同工場の稼働率が低い水準にとどまっているため、ほかの車種を生産することで工場設備の有効活用を目指す。

 現地紙が伝えたところによると、タタがサナンドで生産を検討中の新小型車の名称は「X0」で、現在開発段階にある。

 同社の関係者によると、タタのハッチバック「インディカ」と同じ車体を使用し、2015年までの発売を目指す方針。この関係者は、タタがすでにXOに関する事業化可能性調査を完了したと説明している。

 業界関係者からは、新型車の投入について「中長期的にはタタの収支改善に寄与することを期待できる」(BRICSセキュリティーズのアナリスト)とする意見も出ている。 

 サナンド工場で生産するナノは販売台数が伸び悩み、設備をフル稼働できない状態が続いている。関係者によると、現在の稼働率は20%以下にまで落ち込み、交代制は無く、稼動するのは週3-4日にとどまるという。

  このためタタは同工場建設に投じた資金をいまだに回収できておらず、ナノ以外の車を手がけることで早期の回収を図る方針とみられる。

 ナノの12年度の販売台数は前年度比27%減の5万3,848台に終わった。出荷台数も減少傾向にあり、上期(4-9月)平均の6,600台から下期(10-3月)は2,400台にまで激減した。

 月ごとの出荷台数も12年9月は5,491台だったが、翌10月は4,004台に減少。その後も11月が3,503台、12月が2,002台と歯止めがかからない状況が続いている。

 今年に入ってからは1-3月が約1,500台の水準で推移していたが、4月は1,000台を割り込み、単月ベースの出荷台数として過去2番目に低い値を記録した。

 09年の発売開始以降、これまでの累計販売台数は約24万台にとどまっており、「年間25万台」を目指した当初目標を大きく下回る状況が続いている。 

 同社は巻き返しに向け、今年度中にナノの新型モデルと圧縮天然ガス(CNG)車の発売を予定しており、これにより販売台数を7万-7万5,000台と11年度並の水準に戻すことを目指している。
 
5/13/2013


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