日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

05/14/2013 10:46 PM

 インド電気通信管理局(TRAI)がこのほど発表した2月の人口100人当たりの電話回線密度は72.9%だった。

 過去最高を記録した昨年6月の79.6%から6.7ポイントの低下で、同月以来、一貫して前月比での減少が続いている。

 最大の原因は携帯電話の契約件数の減少で、回線密度は昨年6月の77%から半年後の同12月には70.8%にまで低下している。一方、同じ期間の固定回線の回線密度は2.6%から2.5%と微減にとどまっている。

 アナリストらは、2008年に携帯事業者各社に割り当てられた122件の第2世代携帯電話(2G)用周波数帯域をめぐり、贈収賄を含む不透明な割り当てが行われたことを理由に、最高裁が昨年2月にすべてを無効とする判断を示したことが影響したと分析している。

 最高裁の判断を受けて、通信事業者の中には一部通信地域(サークル)でのサービス提供を終了したところもある。周波数帯域の競争入札で最低入札価格が上昇傾向にあることから、各社とも今後サービス提供する地域について、採算を見込めるサークルに注力する姿勢を打ち出している。

 一契約当たりの月間収入(ARPU)はGSM事業者が06年3月の366ルピーから昨年12月には98ルピー、CDMA事業者が256ルピーから80ルピーにそれぞれ大きく減少していることも明らかになった。

 また、1カ月当たりの通話時間もGMSサービスの加入者が08年6月の505分から昨年12月には359分、CDMAサービスの加入者が06年6月の550分から230分といずれも激減している。

 回線密度を再び上昇軌道に乗せる方法としては「ラジャスタン、ビハール、西ベンガル、オリッサなど通信サービスの提供が遅れている地域で通信事業者のビジネス環境を改善するしかない」(投資銀行筋)との意見が出ている。

5/12/2013


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