日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

04/24/2013 07:07 PM

 伊菓子大手フェレロのインド法人フェレロ・インディアが業績を伸ばしている。

 インドのチョコレート商品の年間売上高は556億2千万ルピー。市場シェアは1位がキャドバリーで67%、フェレロはネスレ32%に次ぐ3位で6%のシェアを握っている。

 景気の低迷で消費が落ち込む中にあって、他社製品を3割超上回る価格設定にもかかわらず2012年8月期の売上高は前年比30%増の34億1,000万ルピーに達した。

 フェレロは2007年にカルナタカ州バンガロールにインド法人を設立して同国に進出。その後商品の試験販売は行っていたが、本格的に市場の開拓に乗り出したのは10年になってから。

 同社の急成長を支えているのが、徹底した競合他社との差別化だ。卵型のチョコレート菓子「キンダー・ジョイ」ではおまけのおもちゃを中に入れて販売している。発売前の段階で小学校におまけを送り、子どもたちから感想や意見を募るマーケティング活動を展開した。

 ミント菓子「チック・タック」は食料品だけでなく文房具店でも扱っている。また、高級チョコレート「ロシェ」は高価格にもかかわらず零細商店「キラナ」でも販売している。米経営コンサルティング大手ATカーニーのパートナー、デバシシュ・ムカジー氏はフェレロが好調な業績を維持する要因について、「子ども向け商品と中・高価格帯商品に注力し、スイスのネスレや英キャドバリーなど競合メーカーの品ぞろえが手薄な『すき間市場』を狙った点が大きい」と指摘。同社の戦略がこれまでのところうまく機能していることを認めている。

4/23/2013


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