日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

04/20/2013 05:49 PM

 都市部の高級マンションの入居者が支払う月々の管理料が上昇を続けている。

 住居部分以外の施設の充実化が進んでいることに加え、経済成長に伴い高価格な物件が増え、マンション同士の競争が激化していることが背景にある。

 ムンバイ南部タルデオにある「インペリアル」の1万平方フィート(約930平方メートル)の物件の入居者が支払う管理料は月15万ルピーにも上る。同マンションで最も狭い2,550平方フィートの物件を購入した場合でも4万ルピーの管理料を徴収される。同じくムンバイにある「オベロイ・スカイ・ハイツ」では、広さ1万2,000平方フィートの物件の管理料が月々10万8,000ルピー。このほか、ムンバイ中心部にある「ロダ・ベリシモ」は5,000平方フィートの物件で6万5,000ルピーの管理料がかかる。ハリヤナ州グルガオンの高級マンション「DLFアラリアス」は5,000-1万1,000平方フィートの物件を販売。広い物件の入居者から徴収する管理料は月10万ルピーを越える。

 高額の管理料の背景には住居部分以外にマンションの敷地内に設置されるアメニティー施設が近年、より豪華になってきているという事情がある。これまで一般的だったスポーツジムやスイミングプールなどに加え、最近ではスカッシュコートや会議室、レストランを併設するマンションが増えている。

 オベロイ・スカイ・ハイツは賃貸料を周辺のほかの物件に比べて3割ほど高めに設定。運営会社「オベロイ・スカイ・ハイツ・コーポラティブ・ソサエティー」のプラディープ・パティル会長は「立地場所に加え、ほかにはないサービスを入居者に提供しているため」と説明する。

 また、インドの経済成長に伴いこうした高級物件が相次いで建設された結果、マンション同士の競争が激化。状態の良さをアピールすることで入居者獲得を目指す動きが広がっていることも要因の1つとなっている。

 最近では、物件の良好な状態を長期にわたり維持すため、建物の維持管理業務を専門の業者に依頼する運営会社が増えている。こうした業者の1つ「ISSインテグレーテッド・ファシリティーズ・サービシズ」(ムンバイ)のビシャル・グプタ最高戦略責任者(CSO)は「これまでは大型商業施設が主な顧客だったが、近年はマンションからの依頼も増えてきた」と語る。「高級マンションの購入者にとり、物件の状態は重要な要素」と同氏。「マンションの維持管理業務は今では当社の新たな収益源に成長した」と話している。

4/18/2013


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