日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

04/13/2013 09:27 PM

 ジョルジオ・アルマーニやエルメネジルド・ゼニアなどインドで事業を展開するイタリアの高級ファッションブランドの間で、太った男性を対象とした紳士服のオーダーメイドサービスを強化する動きが広がっている。

 インド人男性のウエストサイズは平均40-44インチだが、近年は48-52インチの製品に対する需要が増えており、各ブランドが本国から持参した既製服ではこうしたニーズに応えるのが困難なケースが増えているため。

 各社とも一人ひとり寸法を測り体に合ったスーツを作ることに加え、素材の選択からイニシャルの縫いつけまで幅広いサービスを提供している。

 カナリは先ごろ、イタリアからスタイリストのチームをインドに呼び寄せ、来場者からオーダーメイドスーツの注文を受け付けるイベントを開催した。受注した商品は縫製をイタリアで手がけ、価格も既製服より20-25%割高となっている。注文してから客の手元に届くまで2カ月程度かかる見通し。

 コルネリアーニもオーダーメイド品の製造をイタリア国内で行っている。価格は12万5,000ルピー程度で、こちらも既製服より割高だが、納品までの時間は3週間とカナリより短いのが特徴だ。

 エルメネジルド・ゼニアもインドでオーダーメイド事業に力を入れているブランドの1つ。同社の既製服の販売価格は1着10万ルピー程度だが、オーダーメイドのスーツを作る場合、3万ルピーの追加料金がかかる。この点について、同社の広報担当者は「インドの顧客は体に完全にフィットしたスーツを作るためなら多少の余分な出費はいとわない」と指摘。ギルド・ゼニア社長は「こうしたインドの消費者の特徴により、当社が店舗を持たない地域でもオーダーメイド事業で市場を開拓することが容易になっている」と語る。

 アルマーニは既製服を購入した多くの客から「袖が長い」「肩幅が狭すぎる」「ウエストがきつくて入らない」といった苦情が多数寄せられたことからオーダーメイドサービスを始めた。同社のある店舗のマネージャーは「顧客のニーズに柔軟に対応できるようになったことでブランドイメージの向上につながっている」と話している。

4/11/2013


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