日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

04/11/2013 06:44 PM

 ヒンドゥスタン・ユニリーバ(HUL)など日用品大手各社は、3月下旬から高価格商品の大幅な値引きを行っている。

 値引き幅は商品により異なるが10-70%程度。景気が低迷する中、価格を下げることで「割安感」を打ち出し、消費者の需要を喚起するのが狙いだ。

 英菓子大手キャドバリーのインド法人キャドバリー・インディはチョコレート菓子「トブラローネ」の400グラム入り商品を従来の430ルピーから250ルピーに、200グラムの商品は250グラムから100ルピー安い150ルピーに値下げし大手小売店などで販売している。この価格をこの先2週間程度維持する方針。

 英医薬品大手グラクソ・スミスクライン(GSK)のインド子会社グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア( GSKCH)は粉末麦芽飲料「ホーリック」を70グラム増量した製品を販売。実質的な値下げを行った。  

 また、米食品大手ハインツは栄養分が豊富な子ども向け乳飲料「コンプラン」のチョコレート味(500ミリグラム入り)を20ルピー引き、ミルク味(同)は10ルピー引きの値段で販売している。 

 日用品国内最大手のHULはパーソナルケア商品の値下げを実施。高級石けん「ピアーズ」(75グラム)を5ルピー値下げたほか、シャンプー「ダブ」や「サンシルク」、高級洗剤「サーフ・エクセル・マティック」についても通常価格より安い値段で提供している。

 景気の減速による日用品の需要低迷は数字にも明確に表れている。クレディ・スイス銀行が先ごろ発表したレポートによると、2012年度の4-12月期の日用品の国内売上高は前年同期比17%増の伸びにとどまり、前年度の31%増から大幅に鈍化した。

 また経済の悪化に加え、需要が伸び悩む中にあって、新たなメーカーが相次いで市場に参入し競争が激化していることも既存メーカーが価格を下げる要因の1つとなっている。

 さらに、ここへきて原材料の価格の低下が顕著となっていることも背景にある。石けんや洗剤の主原料となる原油とヤシ油の価格は1月前と比べてそれぞれ7%、3%下落しており、メーカーにとり値下げに踏み切りやすい環境が整いつつある。

4/10/2013


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