日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

04/11/2013 06:44 PM

 世銀グループの国際金融公社(IFC、米国ワシントンDC)は、インド国内で廃棄された電子機器を環境に影響を与えない方法で処分したり再生する体系の構築に向けた取り組み「クリーンEインディア・イニシアチブ」を開始する。

 地場の大手業者と組んで、十分な技術を持たないまま電子機器の処分を行っている零細業者の指導に乗り出す。パソコンや携帯電話の普及を受けて今後電子廃棄物の急激な増加が予想されていることに対応する。このほど、使われなくなった電子機器の処理やリサイクル業務を手がけるアテロ・リサイクリング(ウッタルプラデシュ州ノイダ)と提携した。

 インドではいらなくなったパソコンや携帯電話の回収・処分を行う業者の95%を零細企業が占める。こうした事業者は環境に影響を与えない方法で機器を処理したり再利用するために必要な技術や設備を持たないケースが多く、問題となっている。

 アテロは今後3年半にわたり、首都デリー マハラシュトラ州ムンバイ、グジャラート州アーメダバード アンドラプラデシュ州ハイデラバードの4都市の零細業者を対象に技術指導を実施。自社の業務のネットワークに組み入れ、電子機器を安全に回収・再生する仕組みをつくることを目指す。これに向け、IFCはこれまでにアテロに対し500万米ドルの資金提供を行った。

 同取り組みにはこれまでにウィプロやサムスン、ボルタス、エイサー、ハイアールなど多くの大手家電メーカーやIT(情報技術)機器メーカーが趣旨に賛同する方針を打ち出している。

 世界では毎年、合計4,000万トンに上る電子廃棄物が排出されている。このうちインド国内の排出量は約80万トンに達する。国連は報告書の中で、インド国内で廃棄されるパソコンが2020年までに07年との比較で5倍、携帯電話は18倍と飛躍的に増加するとの見通しを示している。

4/9/2013


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