日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

04/03/2013 07:14 PM

 最高裁判所は1日、抗がん剤「グリベック」の特許の承認を求めたスイスの製薬大手ノバルティスによる申し立てを退ける判断を示した。

 これにより、インド国内では同薬の特許が認められないことが確定した。判決を受け、ノバルティスはインドでの研究開発業務を終了する方針を明らかにした。

 ノバルティスは主成分として新物質を使用していることを理由に、グリベックの特許承認と同社が同薬をインド国内で独占的に製造できる権利を認めるよう求めていたが、最高裁の裁判官は「既存の薬の構造を変えただけのもので新物質とは認められない」とし、ノバルティスの主張を退ける判断を下した。

 ノバルティスは2006年に特許庁(IPO)にグリベックの特許承認を申請。同庁がこれを却下したため、翌07年に知的財産権上訴委員会(IPAB)に訴えを起こした。だが、09年に同委員会が同社の訴えを棄却したことから、最高裁に上告していた。

 判決を受け、ノバルティスのインド法人ノバルティス・インディアのランジト・シャハニ社長兼副会長は医薬品の販売事業については「これまで通り継続する」と述べる一方、インドでの研究開発事業に関しては終了する方針を表明した。既存の拠点に関しては、国外に移転するという。

4/1/2013


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