日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

04/01/2013 07:44 PM

 インドの繊維業界で日本向け輸出の拡大を目指す取り組みが広がっている。

 2012年度のインドから日本への繊維製品の輸出額は2億9,300万米ドルとなり、前年度比で7%増加した。だが、日本が輸入した繊維製品の国別内訳でインドが占める割合は0・91%と極めて低い水準にとどまっている。 両国間の包括的経済連携協定(EPA)が11年8月に発効したこともあり、業界内では日本への輸出増大に向けた機運が高まっている。

 インド輸出業連合会(FIEO)のアジャイ・サハイ最高経営責任者(CEO)兼事務局長は「インドの繊維製品が浸透していない国・地域の中で日本は最も魅力的な市場」と語る。背景には中国向け輸出に依存する業界の体質からの脱却を目指す狙いもあるとみられる。

 具体的な取り組みとしては、日本の衣料品メーカーでつくる業界団体「日本繊維産業連盟(JTF、東京・中央)」や日本人デザイナーから、日本で今後流行しそうな色や素材に関する情報を得て輸出戦略に取り入れることなどが挙げられる。

 日本がインドの衣料品業界との結び付きを強めることについて、インド側から「日本にとってもメリットが大きい」と指摘する声が上がっている。 

 ニット製品を手がけるRBニット・エクスポーツ(パンジャブ州ルディアナ)のケネス・クリストファーCEOは「日本の衣料品メーカーは主に中国から原材料を調達しているが、ほかに選択肢がないだけで、本意ではない」と指摘する。

 インドの2012年度4-2月期の繊維製品輸出額は前年同期比7.6%減の115億米ドルだった。同4-12月期の米国と欧州連合(EU)向け輸出は、米国向けが前年同期比で8.4%減、EU向けが21%減と、いずれも前年実績を割り込んだ。

3/30/2013


この記事へのトラックバックURL:

http://indonews.jp/mt/mt-tb.cgi/23207

トラックバック一覧(0)