日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

04/22/2013 06:22 PM

 ファッションブランド「H&M」を展開するスウェーデンのアパレルメーカー、へネス&マウリッツは18日、財務省外国投資促進委員会(FIPB)にインド法人の設立承認申請を提出した。

 子会社はスウェーデンの親会社が100%出資する方針。72億ルピーを投じて全国で50店舗を開業する計画だ。へネス&マウリッツはこれまで主要市場だった欧米での業績が経済減速の影響で伸び悩んでおり、インドを含む新興国での事業を強化する方針を打ち出している。

 へネス&マウリッツは2012年現在、全世界で2,800店以上を展開し、売上高は180億米ドル。FIPBから承認が下りれば、同社の進出先としてインドは50番目の国となる。
 
 へネス&マウリッツは、FIPBに提出した承認申請の中で、出資比率が51%を超える単一ブランドを扱う外資系小売業に対し、調達額の30%以上を地場の中小零細企業から購入することを求める努力義務規定など、すべての付帯条項を順守する意向を表明。また、インターネットでの通信販売についても行わない方針を明らかにしている。

 インドでの出店が決まれば、へネスは衣料品や靴、化粧品、バッグ、アクセサリー、家具、玩具、台所用品など幅広い商品を販売する計画。またインド国内に製造拠点を設け、流通から販売までを手がけるほか、製品を海外に輸出することも視野に入れている。

 カール・パーション最高経営責任者(CEO)は2月にインドを訪問し、アナンド・シャルマ商工相と面会。インドについて「スウェーデンの人口900万人に対し、インドは12億人を抱える。大変興味深い市場」と述べ、進出に強い意欲を示した。

 最大のライバルである「ザラ」を展開するスペインのインディテックスは10年にインドに進出し、初年度で黒字を達成した。専門家は「短期間で商品の入れ替えを行う『ファストファッション』を展開する点で両社のビジネスモデルは非常に似通っている」と指摘する。

 米ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)のパートナー、アビーク・シン氏は「ファストファッションに加え、インドでの商品調達にも積極的な姿勢を示すなど、へネスが成功を収める可能性は高い」との見方を示す。

 外資系小売企業の進出をめぐっては、同じスウェーデンのイケアが1,050億ルピーを投じて国内に25店舗を出店する計画を進めており、正式な承認に必要な審査は最終段階に来ている。アパレルブランドではユニクロや米ギャップ、仏セリオなどもインドに進出する意向を表明している。

4/18/2013


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