日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

04/22/2013 06:22 PM

 国営航空会社エア・インディア(AI)は、今年1月から客室乗務員の健康診断を実施している。

 これまでの検査で体重が標準を超えている乗務員の割合が4人に1人に上ることが判明。AIは太りすぎの乗務員に3カ月間の猶予期間を与え、改善が見られなかった場合、旅客機への搭乗を禁止する方針で、乗務員の労働組合からは反発の声が上がっている。 

 AIに勤務する客室乗務員は約4,000人。同社はこのうち約半数を占める40歳以上の乗務員を対象に、1月から健康診断を開始。これまでに1,500人の診断を完了している。

 これまでのところ、約25%が「太りすぎ」と判定されたほか、20%が糖尿病や高血圧、高脂血症などの疾患を持っていることが判明。9人が初期の悪性腫瘍や乳がんにかかっていることも明らかになり、ただちに手術が必要な者も数人いた。

 AIでは体重が標準を超えているとされた乗務員について、3カ月の休養を与え、体重を減らすことを義務付ける。3カ月が経過した後も体重に変化がみられなかった場合、地上勤務に配置変化する方針。これに対し、ベテランの客室乗務員から反対の声が上がっている。客室乗務員でつくる組合の幹部の1人(45)は「長年にわたりこの職を続けてきた。この年になればホルモンの関係で太ることもある」と強調。「3カ月で多少は体重を落とせても昔のようにはやせられない」と会社の方針を批判する。

 別の乗務員は休養期間中は給与が支給されないことに対し、「3カ月もの間収入が途絶えては生活できない」と悲痛な声を上げ、「勤務を続けながら3カ月で体重を落とす。できなければ配置転換を受け入れる」ことを提案している。

 AIでは40歳以上の乗務員の残りの500人について、5月末までに検診を行い、40歳以下の乗務員に関しては年内に実施する予定。

 インド民間航空管理局(DGCA)は国内の航空会社に対し、2年ごとに客室乗務員の健康診断を実施することを義務付けている。

4/19/2013


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