日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

03/02/2013 06:40 PM

 YKKグループは地場のアルミニウム大手ボルーカ・アルミニウム(BAL、カルナタカ州マイソール)のアルミ押出形材事業の買収に向け交渉を進めている。

 買収額は12億ルピー程度になる見通し。交渉は既に詰めの段階にきているもよう。YKKは日本国内の市場が伸び悩む中、地場企業の事業買収を通じて成長が続くインドの住宅、自動車市場の開拓を急ぐ。

 ボルーカはジンダル・アルミニウムに次ぐ国内2位のアルミ形材企業。主に住宅、自動車などの業界にアルミ製品を供給する。アルミ押出形材年産能力は1万8,000トン。このところ業績の低迷が続いているほか、資金繰りが悪化しており、同事業の売却により経営の建て直しを図る。

 インド政府の統計によると、国内の都市部では12年末時点で計2,650万戸の住宅が不足している。

 YKKはアルミ押出形材や住宅資材で世界大手の一角を占めるが、国内市場は頭打ちの状態にある。将来にわたり市場の拡大が期待できるインドで需要の取り込みを目指す方針。

 ボルーカは本社があるマイソールに工場を建設するため、07年度にステート・バンク・オブ・インディア(SBI)など複数の銀行から大量の資金を調達した。だが08年の金融危機などその後の景気悪化で住宅業界からの需要が減少し業績が悪化。11年には債務の返済が困難な状態に陥り、銀行団は債権回収に向け、同社の事業再建計画の実施に踏み切っていた。

2/28/2013


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