日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

03/30/2013 07:28 PM

 日用品国内最大手のヒンドゥスタン・ユニリーバ(HUL)がデジタル広告の強化に取り組んでいる。

 2012年度の広告支出のうちデジタル広告が占める割合は前年度比で3倍に増加。広告費全体に占める割合は7%に達し、媒体別ではテレビCMに次ぐ規模に成長した。日用品業界の平均3%を倍以上上回るが、13年度はさらに増え、10%に上昇する見通しだ。

 ブランド別の取り組みでは、ヘアケア製品「トレセメ」の拡販に向け、専用のサイト「トレセメ・スタイル・スタジオ」を開設した。ヘアスタイリングに関する100を超える動画を掲載。利用者はウェブカメラを通じて、サイトで紹介されている髪形に変えた場合の自分の姿を確認することができる。

 別のヘアケア製品ブランド「ケラティノロジー」では動画共有サイト「ユーチューブ」内に同様のチャンネルを開設。開設から1週間足らずで再生回数は100万回を突破した。同社は今後、ほかのブランドについてもデジタル広告を積極的に展開する構えだ。

 また、社内では経営陣を対象にデジタル広告やソーシャルメディアに関する知識を深めることを目的としたIT(情報技術)教育を実践している。

 ニティン・パランジプ最高経営責任者(CEO)は交流サイト(SNS)「フェイスブック」やマイクロブログ「ツイッター」について理解を深めるため、カルティク・ペルマル・メディアサービス担当部長(32)からマンツーマンで指導を受けている。パランジプ氏は昨年12月に受けた地元紙の取材で「物心ついたときからインターネットに慣れ親しんできた世代が消費者となっている。日用品企業のトップとして『知らない』では済まされない」と語っている。

 また、米検索大手グーグルのインド法人から複数の講師を招いて、全マーケティング担当部長を対象にデジタル広告について学ぶ講習会を開催している。内容は業界関連用語の説明から技術に関する知識の習得まで幅広い分野にわたる。

 さらに、一般の従業員からネットでの広告戦略に関するアイデアを募る取り組み「デジタル・エクスペリメンテーション・ファンド」を始めた。これまでに5つのアイデアについて、事業化にこぎつけるなど着実に成果を上げている。

3/28/2013


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