日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

02/25/2013 02:26 PM



 インドでは近年の経済発展に伴い結婚式が年々豪華に、そして派手になる傾向が強まっている。カップルがリムジンやヘリコプターに乗って会場に登場したり、招待客に高価なギフトを贈るケースが目立っている。

 国内のウェディング市場は250億米ドル規模に達し、現在も年率20%のペースで成長を続けている。カップル1組が結婚式にかける費用は中間層で数十万ルピー、上位中間層や富裕層ともなれば数千万ルピーに達することも珍しくない。人々の暮らしが豊かになるに従い、インドでは結婚式が自らの「経済的な成功」を誇示する機会となりつつある。

 こうしたインド式の結婚式で、2年ほど前から米ドミノ・ピザや米ハーゲンダッツといった大手ファストフードチェーンの屋台を式場に呼ぶことが新たなトレンドとなっている。

 対するファストフードチェーン業界も、知名度の向上や新たな収益源に育つことを期待し、市場の開拓を進めている。

 米ドミノ・ピザやイタリアのフローズンデザートを販売するゲラト・ビント(マハラシュトラ州ムンバイ)は結婚式や屋外イベントへの屋台の出店を手がける新たな事業部を設立した。

 ドミノは専用のミニバンやオーブンなどを用意し、主にデリーやパンジャブ州、ウッタルプラデシュ州など首都圏やマハラシュトラ州ムンバイなどで事業を展開する。ゲラト・ビントの結婚式場出前事業の売上高は「年率40%のペースで増加を続けている」(同社幹部)という。

 屋台を呼ぶのにかかる費用はチェーンによってまちまち。ハーゲンダッツは1晩50-80万ルピー、英大手コーヒーチェーン、コスタ・コーヒーは30万ルピーといった具合だ。

 ほかのチェーン店については、物流コストなどを考慮すると、得られる利益はさほど大きくないのが現状。それでも「大規模な式ともなれば招待客は1,000人以上に上る。1度に多くの人たちに強い印象を残すことで、知名度を大きく高めることができるチャンス」(ピザハットやコスタ・コーヒーの店舗をフランチャイズ展開するデブヤニ・インターナショナル)と前向きにとらえる意見も多い。

2/21/2013


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