日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

02/02/2013 08:51 PM

 蚊が増える夏や雨季を前に、各社とも趣向を凝らした虫除け製品を販売している。

 インドではデング熱やチクングンヤ熱、マラリアなどの感染症が蚊を媒介して広がるため、蚊から身を守ることは日本以上に重要となっている。

 タミルナド州チェンナイで人気を集めているのが「蚊取りラケット」だ。形はテニスのラケットに似ているが、大きさはひと回り小さい。電池で動作し、蚊がこれに触れると感電して地面に落下する仕組みだ。

 現地で出回っている商品の大半が中国メーカーのもの。同州コインバートルに拠点を置く地場のメーカーも製造しているが、頻繁に起きる停電の影響で思うように生産が進まず、中国勢に市場の独占を許している。価格は125-250ルピーと安く、ある電気店経営者によると、最近まで1日100本以上のペースで売れていたという。

 日用品大手ダーバルは虫除けクリーム「Odomos(オドムス)」を販売する。ダーバルはオドムスの売上高について、現段階で明らかにしていないが、同製品は国内の虫除けクリーム市場で85%のシェアを獲得。好調な販売を受け、今ではクリームに加え、ローション、ジェル、スプレー、オイルと5種類のラインアップをそろえる。ダーバルはオドムスの好調の要因として、「殺虫剤や蚊取り線香を使い続けた場合、長期にわたり健康への影響があることを認識する消費者が増えたためではないか」と分析している。

 蚊が外から室内に入ってくるのを防ぐ網戸の人気も高い。チェンナイのメーカー、ネトロンの販売代理店ネット&フィックスでは、同社製品の取り付けに1日5-10件の家庭を回っている。住民の間でデング熱への懸念もあり、同店のネトロン製品の売上高は昨年を大幅に上回っている。スレシュ・クマール店長は「網戸が富裕層向けのものだった時代は終わった。今やすべての家庭にとり必需品になった」と話している。

1/30/2013


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