日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

02/19/2013 09:11 PM

 米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)「iPhone(アイフォーン)」がインド市場で売り上げを伸ばしている。

 米調査会社IDCが今週末に発表を予定する2012年10-12月期のスマホのメーカー別市場シェアで、アイフォーンの販売実績は単価の高さから数量ベースでは4.7%と5位にとどまるものの、金額ベースでは3.9%だった7-9月期から4倍近くに急増、15.60%を獲得し、首位のサムスン(38.80%)に次ぐ2位に浮上するとみられている。数量ベースでも、前の期と比べて3倍以上の大幅増となる見通しだ。一方のサムスンは金額ベースでは依然として4割近いシェアを維持するものの、7-9月期から12ポイント減と大幅な落ち込みが予想されている。

 また、コンサルティング大手サイバーメディア・リサーチ(CMR)が近く発表する10-12月期のスマホの出荷状況に関する統計でも、アイフォーンの出荷額は114億2,800万ルピーに上り、カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)の「BlackBerry(ブラック・ベリー)」やノキアが販売する機種の3倍超になる見通しだ。

 アイフォーンの1-3月期の業績についても「前の期と同水準の高い成長を期待できる」(IDCのインド法人IDCインドのマナシ・ヤダブ主席エコノミスト)との観測が出るなど、市場関係者の間ではアップルと首位サムスンとの差は今期中にさらに縮まるとの見方が優勢となっている。

  アイフォーンの売り上げがインドで急速に伸びている要因として、宣伝広告活動に力を入れ始めたことのほかに、販売網の拡充が挙げられる。

 同社はこれまで主に大手携帯サービス会社が運営する販売店でアイフォーンを販売していたが、この方針を転換。レディングトン(タミルナド州チェンナイ)、米大手IT(情報技術)機器商社のイングラム・マイクロ(カリフォルニア州)と提携し、家電量販店などでも取り扱いを始めた。これにより、同製品を販売する店舗は全国で1万店以上に拡大している。

 また、これらの店舗で頭金として9,900ルピーを払えば、その後は分割払いで購入できる制度を導入するなど、消費者の経済事情に配慮した販売方法や、最新モデル「アイフォーン5」を他国とほぼ同時期に発売した点、アプリの料金支払いをルピーで行えるようにしたことなども人気を下支えする主因となっているようだ。

2/18/2013


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