日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

01/31/2013 09:33 PM

 化粧品世界最大手の仏ロレアルはインド事業の業績拡大に向け、現地消費者の嗜好に合った製品の投入を進めている。

 現地のニーズに応えることで世界全体の売上高に占めるインドの割合が低い水準にとどまっていることに対応する狙い。

 この一環として同社はインドで「Garnier(ガルニエ)」ブランドからチューブタイプのヘアカラー製品を発売した。欧米では美容院で髪を染める女性が多いのに対し、インドでは自宅で自分で染める人が多いことから、使いやすさを考慮してチューブタイプの製品を導入した。

 また、インドでも身だしなみに関心を持つ男性が増えていることを受け、同ブランドから男性用洗顔料や美白クリームを販売している。さらに、主力ブランドの1つである「Maybelline New York(メイベリン・ニューヨーク)」でもインド市場向けの商品を展開している。

 今後はインドの伝統医学である「アーユルヴェーダ」の要素を取り入れた商品など、インド独特の気候に合った商品の開発を進めることを計画している。

 これに向け、同社は先ごろ、マハラシュトラ州ムンバイに研究施設を開設。カルナタカ州バンガロールでも新商品の研究開発(R&D)を行う拠点を設立する予定。

 ロレアル・インディアの2012年の売上高は160億ルピー(約270億円)。世界全体の売上高200億ユーロ(約2兆4,700億円)に占める割合はごくわずか。国・地域別の内訳では米国、中国、日本が高いシェアを占める一方、インドは上位10位に入っていない。

 ただ、インド国内での同社製品の売上高は過去5年間にわたり年率25-30%増のペースで増加を続けており、世界でも有数の高い成長率を維持している。背景として経済の発展に伴い、化粧品を購入する中間層が増加している点が挙げられる。

 ロレアル・インディアのディネシュ・ダヤル最高執行責任者(COO)は「2020年までにインド事業の売上高は世界のトップ10に入る」と、今後の事業拡大に自信を見せている。

1/29/2013 


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