日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

01/28/2013 05:58 PM

 国際広告協会(IAA)インド支部は23日、広告や映画などメディアでの女性の描き方に関する意識の変革に向け、「Violence on Women(女性に対する暴力、WoW)」プログラムを設立したと発表した。

 インド社会の女性に対するステレオタイプな見方を改めるのが狙い。

 IAAインド支部はマーケティング企業や広告代理店の幹部らで構成。同支部はプログラムの一環として、映画脚本家やテレビの放送作家、作詞家、新聞・雑誌社関係者が参加するセミナーをシリーズで開催する。第1回目は2月16日にマハラシュトラ州ムンバイで開く。その後の3カ月間でデリーや西ベンガル州コルカタ、アンドラプラデシュ州ハイデラバード、マハラシュトラ州プネなどでも開催することを予定している。

 また、日常でのセクシャルハラスメント(性的嫌がらせ)の撲滅に向けたキャンペーンも展開する。広告企業などからアイデアを募り、コンテストを開催。優秀作品に選ばれた案を採用する計画だ。

 昨年12月23日にデリーで23歳の女性がバスの車内で複数の男性から性的暴行を受け、その後死亡する事件が発生し、全国で多くの若者が事件に抗議するためデモに参加した。メディアによる女性の描写の仕方についても激しい議論が展開され、「女性を男性に従属する存在として描いている」として広告業界も批判の対象となった。

 IAAインド支部のRK・スワミー会長代表(米広告大手BBDOのインド法人社長)は「メディアはこれまで洗濯機の広告に必ず女性を登場させるなど、意識的、または無意識のうちに固定観念に基づき女性を描いてきた」と指摘。そのうえで「VoWを通じてメディアの女性の表現の仕方に対する意識を高めたい」と意欲を示した。

1/24/2013


この記事へのトラックバックURL:

http://indonews.jp/mt/mt-tb.cgi/22773

トラックバック一覧(0)